第41話

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「東京!今回の大賞作品はとりあえずは読み切りで載るんだけど、まだまだ勝手が分かんねーしアシスタントして漫画のこともっと勉強してぇんだ」




そう言う修一は夢に向かって輝いていて、




あたしの気持ちなんか入り込む隙はなかった。





「出版社にも親にも承諾得たし、結構ドタバタになったけど今学期で学校やめて出来れば夏終わりには旅立ちたいんだ」





本当、ドタバタすぎ。



あと2ヶ月しかないじゃない。




こうなるって分かってたら1ヶ月避け続けたりしなかった。




あぁ、結局あたしの気持ちは散り散りになってしまうんだ…。





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