第44話
そうこうしているうちに2つともテーブルに運ばれてきた。
「わー美味しそう!いただきます!」
私は写真を撮る間もなくスイーツを口に含んだ。
雑誌に乗るだけあってその味は極上。
たまらなく美味しい~!
私が自分の分を味わっていると、れいくんが「はい、あーん」と言ってきた。
「え?」
「ほらはやく口開けろよ」
「え、あ、うん」
私は言われるがままれいくんにあーんして貰った。
「ん~!れいくんのやつも美味しいね!」
「お前さ」
「何~?」
「甘いもの食べてる時、人一倍可愛いよ」
「…んっ!?」
れいくんは私の方を見るわけでもなくあくまで自分のお皿に視線を落としたままそう言った。
今日二回目の可愛い発言に、私は思わずスプーンを落としてしまった。
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