第39話

いつも見られていたのか!



なんかお菓子食べてる時視線感じるな~とは思っていたけど。



「お菓子食べてる時のお前の顔は面白いから見飽きなくていいよね」



「ちょっと待って!それどういう意味!?」



「今度お菓子食べる時鏡見てみたら分かるんじゃない?」



私ってそんな恥ずかしい顔して食べてるの…?



れいくんの言っていることが本当なら事件だよ…好きな人に変な顔見られてたのは事件だよぉ!



そんなことを考えてうぅ…と頭を抱えた。



「そんなことはどうでもよくてさ、僕、明日なら暇なんだけど、どうせお前も暇だよね?」



「え?うん、まあ暇だけど?」



「じゃあ決まり。ここ明日一緒に行ってあげる」



れいくんは雑誌を指さしながらそう言った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る