第17話

もー本当に楽しみすぎて遠足前の小学生みたいに昨日の夜はほとんど寝れなかった。



そのわりには私は寝坊することなく起きて身支度を済ませると待ち合わせ場所へと向かった。



楽しみにしすぎたせいか待ち合わせ場所には15分も早くついてしまった。



「さすがにちょっと早すぎたかな?」



そう思った時、りく先輩が手を振りながらこちらへ駆け寄ってきた。



「おはよ~!」



「おはようございますっ」



「楽しみで早く来ちゃったけど、ちょうどよかったみたいだね!」



りく先輩も今日のデート楽しみにしてくれてるんだ…!



恋人なんだから同じ気持ちで当たり前と思うけど、まだまだその感覚には慣れない。



未だに同じ気持ちでいるということが分かるとすごくうれしくなってしまう。

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