第20話
きっとあれだ、れい先輩は気に入ってる子に意地悪しちゃうタイプの人だ!
絶対そうだ!
そういうことにしておこう!!
「もー、れいー、あんまり亜衣ちゃんのこといじめんなよなー!」
「うっさいなーかじゅ魔は。魔界から来た人は黙っててよね。僕はこいつを一日一回苛めるのが日課なの~。あー反応可愛い、よしよし」
かじゅ魔先輩の言葉に今度は頬を膨らませてムスッとしながら私の頭を乱暴に撫でた。
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