第3話

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「はっ、良いのはいつもだろ?」



男はタバコを加えてクスリと笑う。



「なにそれ、自惚れ?」



「んなんじゃねーよ…」




ちゅ、っと触れるだけのキス。



「ん…、そっか。」



女はタバコのせいで苦いキスに少し顔を歪めた。



「つーかさ、もう塾の時間?」



「今日はいつもより早いの。明日休みな分ね。」



「まじか!じゃあ明日は第二ラウンド行けんじゃね?」



ケタケタと笑いながら女に問うが、それはそんなの身が持たない、という言葉に一刀両断される。



「とりあえず、後で連絡する。」



「あぁ、じゃね~」




パタン




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