「永遠に終わらない戦争と、それに抗おうとする少女たちの物語」

　「永遠に終わらない戦争」というのは「歌姫計画（セイレネス・シーケンス）」の成果として生み出されたもの。それは「歌姫（セイレーン）」という能力者を用いた戦争継続の方法論（メソッド）。

　歌姫（セイレーン）という特殊能力保持者と、それに対する超兵器（オーパーツ）の衝突と、相互の技術向上と、それに伴って歌姫（セイレーン）（敵方は素質者（ショゴス））が増えていく。最終的には歌姫（セイレーン）が地に満ちることで、シンギュラリティをもたらした超AIという位置づけの「ジークフリート」によって、世界は論理レイヤにシフトしていくという計画が、即ち歌姫計画（セイレネス・シーケンス）の正体。

　また、歌姫（セイレーン）は「セイレネス・システム」を発動して、歌を世界に波及させることで増える。システムの発動による歌は、戦闘時（要は緊張感が異常値になっている時）のものが段違いで最強であるので、戦闘が継続的に続くことで効果が高まっていく＝歌姫（セイレーン）発現者が増える。そのためにも、レイヤシフトの時が来るまでは戦争継続のメソッドである歌姫計画（セイレネス・シーケンス）が続く。戦争も続かねばならない。

　という背景がある歌姫計画（セイレネス・シーケンス）です。

　主人公マリオンやその親友アルマは、4歳の時に「八都市空襲」という同時多発敵空襲を受けて故郷（家族や友人も）を滅ぼされていて、それ以後施設で生きてきています。

　国は歌姫（セイレーン）を効率よく探し、かつ、即戦力として採用するために（まずは士官学校からですが）、AP（アルス・パウリナ）というVRシミュレーションゲームを開発します。軍のAIによって指揮される敵性勢力を、チームを組んで撃破していくというゲームです。そこで歌姫（セイレーン）としての潜在能力を計測され、また、指揮能力の訓練をさせられます。APは歌姫（セイレーン）としての戦闘訓練を兼ねているゲームというわけです。

　そこで優秀な成績を収めた歌姫（セイレーン）候補生（その中でもD>S>V>Cという階級がある）が、士官学校に優遇措置で入れます。生活も保障される。そこで3年間訓練して、艦隊に配備されることになるわけです。歌姫（セイレーン）なので、「海」「船」は切っても切れません。「セイレーンは船を沈める」ので。

　マリオン、アルマの二人はS級歌姫（ソリスト）として士官学校に入ります。その奥底には「八都市空襲」という無差別民間人殺戮を行った敵国に対する復讐心があります。しかし、訓練を経て、実戦補助（3年生になると後方支援を任される）を経て、段々と世界の構造に気付いていきます。

　そして、という。

　そして、ですよ。

　マリオンとアルマ、レオノールの3人を主軸に物語は進みます。

　恋愛したりなんだりも。

　基本的には「What is 戦争？」が背景にあるので、物語的にはかなり重たいものになります。うん、WEBでやるな。わかってます。わかってますよｗ　でも、「戦争」は私にとって普遍的なテーマなので是非とも書きたいなと。セイレネス・ロンドというフラッグシップでやるのに相応しいと。そんなことを思いつつ。

　つらつらと語ってみました。

　今度はログラインとか公開しようかなｗ　気が向いたら。

　それはそうと、「永遠に終わらない戦争」についてなんですが、数日までに「攻殻機動隊SAC_2045」ってのをはじめてNetflixで見たんですが、そこで「サスティナブルウォー（持続可能な戦争）」っていうキーワードが出てくるんですよ。で、私は「あれ？　あれ？」って混乱しましたねｗ　攻殻機動隊とは昔っからシンクロするんですよ……。攻殻機動隊はアニメも含めて大好きな作品だし、死ぬほど読み直し＆観直したものだから、そりゃ血肉になっていますわね。

　もちろん、アニメキャラで一番好きな女性キャラはといえば、「草薙素子」です。

　田中敦子女史が亡くなったのはほんとショックだったなぁ……。