第55話

『あ、陽南ちゃん。夏輝は起きた?』


「うん、ようやく。もう少ししたら起きてくるよ。―――あ、おばさん、私があと用意するから。仕事遅刻しちゃうよ」


壁にかかった時計を見ながらコーヒーの準備をする



『あらそう?じゃあお願いしようかしら。澪香も出かけるみたいで朝から大変なの』


「クス、そうなんだ」



澪香ちゃんはきっと彼氏とイブを過ごすんだろうな

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