第206話
コウキの訝しげな視線が突き刺さる。
嘘がバレてしまいそうで、もうこれ以上なにも聞いてほしくなくて、さりげなく目を逸らす。
「―――、そういえば、マナ…英語苦手だったな」
はあ、と呆れたような溜め息とともにクシャッと頭を撫でられて、コウキを見上げた。
おどけたようなその表情のその奥に、寂しそうな笑顔を見た気がして胸が軋む。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます