第190話
気楽に考えてた。
来るものは拒まず、去るものは追わず。
どうにも軽く感じて、信用ならない部分もあるはずなのに。
でも優しくて、ちゃんとあたしを見てくれて。
あたしが願った甘い恋を教えてくれそうな、そんな存在。
………だったはずなのに。
「須山は…アイツは…」
コウキは…どうしてあたしと…?
今さらながら、疑問が頭を過り始めた。
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