第60話

「だって…今までのこと考えてたら…そう思えてきたの」


急にそんなこと…


陽南が変わっていく…


今までの陽南なら、誰を好きになっても、誰と付き合っても、そんなこと言わなかったし、思いもしてなかったはず


それだけ、芹沢のことを好きで、今までにないほど気にしてる


「…芹沢が…真面目なヤツだから?だから、そんな風に考えるんじゃないのか?」


そうに決まってる。芹沢からのメールが来なくて、陽南の中のどこか焦りにも似た感情



「…そう…なのかな」


今にも泣き出しそうな表情で携帯を見つめている

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る