第17話

「ね、夏輝」


「ん?何?」


「………」


「何だよ…」


この沈黙…スゲー嫌な予感


こういう時の勘はよく当たる


「…陽南?」


俯いている陽南の顔を覗き込むようにして見る


「…夏輝さ…芹沢君って知ってる?」


………


「…芹沢?1組の?」


芹沢透―――



クソがつくほど真面目で熱い男。だけど、外見は爽やかな好青年


野球部のしかもエース。だからかそれなりにモテるヤツだ



まさか――…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る