第70話

文化祭当日―――――



「はぁ?紹介は花火の時でいい?そんな文化祭終わるギリギリでいいのか?」



「朝から紹介してもらって玉砕したら、俺は凹んだまま一日を過ごす事になるし・・・」



「なんだそれ、乙女かよ。わかった・・」



嘘。



そんな理由じゃない



閉じ込めそうで怖い



俺は明日からここには居ないのに



彼女には自分を知っていて欲しい



そんな身勝手な自分が俺の中にある事が怖かった。



だからホントに最後でいいんだ



彼女に会うことなんて

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