第5章

第14話

お給仕が終わり、自室に戻った時だった。


部屋のチャイムが鳴った。


「アレックス先輩…」


扉を開けると、セバスチャンが立っていた。


「セバスチャン…?」


私が彼の名前を呼ぶと、そのまま抱き締められて、私の唇に深い口付けが落とされた…。


「…ん…ッ…♡は…ッ…♡」


その口付けは立っていられなくなる程、気持ち良くて…私はその場で彼に組み敷かれた…。


身に付けていたリボンが解かれていく…。


「私は…もっと貴方と深く愛し合いたい…先輩は…アレックスは…違うのでしょうか…?」


「…違わない…ずっと、もっと深く繋がりたいと思ってた…」


初めて出会った時から、ずっと…。

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