第4章

第7話

アレックス先輩、少しお話宜しいでしょうか…?」


「…何ですか?」


先輩の冷たい返事が胸に突き刺さる…。


わたくし、先輩を怒らせる様な事…しましたか…?」


「…していませんよ」


「…では、どうしてわたくしに冷たくするのですか…?」


「そんなつもりは…」



あぁ…そんなに言われたら、心にしまい込んだ筈の恋心が開いてしまう…。



わたくしは、目の前の綺麗な瞳を宿した、セバスチャンの身体を逃げられない様に壁に追い込み、彼の唇に口付けた…。

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