第46話

“付き合ってるのか?”


瑛の問いにどう答えていいかわからず黙っていると


「どうなんだよ、春!木村が言ってた事は本当なのか?!」


バン!!っと机を叩く


その音に何事かとクラスの視線が集中する


……勘弁しろよー 瑛


余計に言いずらいだろうが!



ここで違うって言えばすむことなんだろうけど…


俺一人の問題じゃないし


美雨の意見も聞かねーとな


俺は瑛の耳を掴んで引き寄せた


「い、痛い痛い!春!!」


俺のすぐ横に瑛の顔を近付けて


「黙れ…瑛」


出来るだけ低い声で凄んだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る