君の唇は悲しみの味
夏村晴
表紙
足を伝う手が
全て見透かすかのような眼が
傷を辿った
「へぇ、イイモン持ってんじゃん」
「…はなして!!」
呆気なく散っていった言葉に、
重ねられた唇はなす術もなく----------
2024.4.23〜
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