第4話
「そこでちゃんと彼氏の名前を出せない美桜に問題アリ」
「そうだね。やっぱりそれは気の毒だと思う」
こんな風に高校時代からの付き合いである、彩子と菜穂に言われても、やっぱり仕方ないって訳で……
「これで三人目だよね?同じ理由でフラれたの」
「あっ、ほんと、三人目!」
と、お二人がおっしゃる通り、今回の件も合わせて同様の理由で三回フラれてしまってる。
「そんなんだから、美桜は大学生になっても未だキスも未経験」
「それは……い、いいもん!このままの私を受け容れてくれるヒトとしたいし!」
「そんなんじゃ、ファーストキスは当分先だね」
「うんうん。それ以上は何時になる事やら、だね」
「何よぉ、二人してぇ~」
今まで付き合った人数は三人。
同じ理由でフラれたのも三回。
そして、みんなキスさえ出来ずにバイバイ―…っていうのは、置いといて。
つまり今のところ100%の確立で、私は突きつけられた二択で失態をかましてしまっているというわけ。
ということで、
「やっぱり私がわるいんです……ハイ……」
という結論になってしまうのは仕方ない。
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