黒華姫【完】

深園 彩月

表紙

「華さん!」



「華さんっ!なんで……なんで……っ!」



私を呼ぶ、いくつもの声。


私に手を伸ばす、仲間達。



私はそれら全てを振り切って、大切で温かなあの場所から離れることを選んだ。




もう、壊したくない。



家族も、仲間も、みんな私のせいで壊れていった。



壊してしまうのなら、いっそ離れてしまおう。





…………そう、決意したのに。




「華!見て見て、可愛い?」





「華ちゃん、ほんっと男前だねぇ」





「喧嘩の仕方教えてほしい。もっと強くなりたい」





「……なんでそんな悲しそうに笑うんだよ」








彼らは、そんな私の気持ちなんてお構い無く、いとも簡単に心の内側に入ってくる。









段々と、新たなこの居場所が大切になってしまうんだ。









元全国トップ暴走族総長のお話。









☆この作品は、私がなんとなく書いてみたくなった暴走族モノです。



このサイトは暴走族モノが結構多いので多分設定は他にも似ているものがあるかもしれませんが、これは私のオリジナル作品です。



誹謗中傷はお止め下さい……豆腐メンタルなのでm(__)m

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