第86話

「……私、優也の事が好き。私と付き合って下さい」


私は、優也の目をじっと見て、そう言った


すると、優也は私の事を強く強く抱き締めて、言った


「…うん……、絶対、大事にする。俺が聖歌の事、守るから……。だから、俺とずっと一緒にいて……」


私は、優也の腕の中で何度も何度も頷いた


この時、私達は本格的に付き合う事になった


でも、この時の私達は知るよしもなかった―――…


これから起こる全ての事を―――…


そして、二人が別れてしまう事も―――…

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