第58話
…あ、その眼
……吸い込まれそうな、茶色い
ビー玉の瞳……
そう思った時、優也の顔が少しずつ近付いて来た
掴まれた肩と、吐息から優也の体温を感じる
……あ、キスされるんだ
恋愛経験0の私にでさえ、すぐに分かった
私は、静かに目を閉じた
この時の私には、道徳も社会もTPOや人間関係なんかも全部どうでもいいように思えた
ただ、目の前の優也とキスがしたい
優也の事をもっと知りたい
優也の全てが欲しい
そんな気持ちしかなかった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます