第18話
そんな時、淳一くんが笑顔で私と優也を交互に見て言った
「…だったら優秀な者同士、余計お似合いなんじゃない?」
それを聞いた、女子メンバーの佐波(さわ)も一緒になって言い出した
「そうだよ!…そういえば聖歌、明日誕生日だったよね!?優也くんとデートでもしたらー!?」
…そう、私の誕生日はクリスマスだ
それが理由で小さかった頃はクリスマスパーティーと誕生日パーティーを一緒にされて、嫌だった記憶がある
「えっ!?明日ってクリスマスじゃん!クリスマスが誕生日なの!?ていうか、それって……」
そう言って淳一くんは彼の方を見た
私の話を聞いた彼は優しい顔で言った
「…へぇ、偶然。俺も明日誕生日なんだ。……ていうか、だから『聖歌』なんだね。クリスマスの……キリスト教の宗教歌の『聖歌』って事でしょ?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます