第2話

そんな時、後ろから楽しそうな笑い声が聞こえてきた


振り返ると男女数人のグループが楽しそうにケラケラと笑いながら話している


これから皆でクリスマスパーティーでもするのだろう





そういえば、私もあんな風に友達何人もで、あの子達のように楽しいクリスマスパーティーをした事がある


あの頃の私は何も知らなかった


これから起こる、それまでの人生で一番、嬉しい事も楽しい事も、死ぬほど辛い事も悲しい事も、何も


ましてや、数年経った今、こうやって、たった一人で悲しいクリスマスを過ごしているなんて夢にも思っていなかっただろう






―――あれは何年前だったか

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