第100話

「これで、終わったわけざゃない。私は、あまりにも無力だ。...。」

「泣くな。歳子。人間達の未来を信じよう。そして、犠牲となった子供達には、月でたらふく食わしてやろう。」

「うん。」


再び、歳子達はヨシヒロ邸に戻った。

「チャリティーっていいな。」

義弘は信長に言った。

「ところで、義弘。最近、妖魔達の様子はどうだ?」

「最近、静だよな。昌豊。」

「ああ。」

「不気味だぜ。」

「そうか。何かあった時は、頼んだぞ。」

「承知!」


サンタモニカ。 


ここに、一人暮らしをしている若い女性がいた。彼女の名は、ケイティ。

ケイティは、ある男と別れたばかりだった。

別れた原因は、その男の浮気癖。

ケイティは、別れた後、妊娠していることに気がついた。

ケイティは、悩んでいた。中絶しようかと。

ちょうど、その頃、中絶反対のデモが行われていた。

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