第18話

「解放よーー!」

すると皆.いっせいに外へと出ていく。

そこには.広場があって.その周りには高いコンクリートの壁があり.バスケットゴールがある。

歳子は皆についていった。

私のためにバスケットゴールがある。私.中学.高校とバスケやってたもんね!

歳子には.明らかな統合失調症の症状が表れていた。なんでも.自分のためにと思うようになってしまった。

ラジオが流れる。

歳子は.バスケをプレイしだした。

「君.バスケ上手だね。」

と歳子に言った。

「ありがとう。あなたは誰?皆.敵なの。助けて。」

「僕はここのお掃除している人だよ。正直言って.ここの病院は最悪だね!辞めたいけど.皆.僕を頼りにしてくれてるから...。」

と背がとっても高くて.優しそなかっこいい黒人のお兄さんが言う。

「名前はなんていうの?」

歳子は聞いた。

「ヨシヒロだよ。僕のお婆ちゃんが日本人でそう名付けてくれたんだ。君も日本人でしょ。」

「うん。」

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