若の機嫌
そしてやっと片付け終わらして終始作り笑いで女どもの接待してやって若女将がこれで大丈夫と言うもんだから後は任せて別れて出てきた。
それから走って龍牙がいる所まで行って車に乗りこんだ。
「あれ若は?」
「若頭は海へ」
「ええ? 護衛もなしに一人で行かせた訳?」
「若に止められて」
「ふーん?」
「……すいやせん。」
橘は運転席側のドアを開け、閉めると反対側へ行って後ろのドアを開けた。
龍牙が帰ってきた。
まあ、何にもなかったみたいで良かったけど。
車に乗り込んだ龍牙は、なんか笑ってた。
さっきまでえらく不機嫌だったのに。
片付けたかって聞かれたから仕事の話したらまた不機嫌になった。あ、また機嫌が戻った。
こりゃなんかあったか?
「なんかえらくご機嫌だね。なんかあったの?」
「ああ」
「そ」
これ以上は聞かない方が良さそうだな。
ご機嫌になる様な何かがって……思いつかない。
何があったんだろ?
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