第56話
「それに、何となく2人で帰りたいとも思ったんだよ。さっき見た君の舞の興奮がまだ残っていたからね」
それを聞いた
(まさか
そして思わず彼女はクスクスと笑った。
雄朝津間皇子は先程の彼女の舞を見て、思わず彼女が春を彩る花の女神のように思えた。そんな女神を少しの間だけでも、一人占めしてみたいと、ふと彼はそんな事を思ってしまった。
2人はそれぞれの思いを抱えながら、この桜を後にして宮に戻っていた。
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