第94話
綾子は長い文章を書いた。
「直接会話するまでは単なるファンの一人として満足していた。実を言えば容姿はNoisy Windの皆さんが好みだが、それでも貴方には及ばない。貴方は自分をブスだと思っているかもしれないが、私にはそこら辺の美人よりも魅力的。これは皮肉ではない。本当に貴方が好き」
何故、「実は貴方の顔が好み。本当は貴方は美人」と言えなかったのか。綾子は送信した後に軽い後悔をした。
すぐに蕗江からの返信が来た、
「貴方は私より十歳若い。交際するなら桔梗がふさわしい」
「貴方は普段は年齢を気にするなと言っていた。私が妥協するような卑劣な女だと思うの?」
綾子は興奮気味に返信した。
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