第21話
鈴音が、
「職業や趣味は何ですか?」
「トラックの運転士です」
綾子が答えると五人は驚いた。綾子は痩身で事務員のような見た目だからだ。高価ではないが、服装も化粧も華がある。女性らしい女性の見た目。
「激務だそうですね」
蕗江が
「むしろ法律が厳しくなっているので耐えられないほどではありません。収入はあまり高くありませんが」
蕗江は、
「運輸業者には皆、感謝してますよ」
と、礼を言った。綾子は、
「そう言っていただけで嬉しいです。ありがとうございます」
と、頭を下げると、何となくライブハウスを後にした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます