第72話

そしてまた昨日と同じように部屋の前で電話をかける。



電話した瞬間に一言「入れ」そう言われてきられた。


何?てかさ、もしかしたらついたって電話じゃないかもしれないのにっと心の中で悪態をつきながら、ドアを開けて入る。



昨日と同じメンバーの顔ぶれにまたも溜息が出るああ最近溜息ばっかりだな―、






「遅い」





何を言われるかと思えば、そんな事を山路灰利に言われる。





「そこまでは干渉しないでほしいんだけど」




軽く流すとまた山路灰利はククっと笑う。

この人笑う事多い。

でも笑顔とか微笑むとかじゃない。


なんだろう暗くて、闇が深い雰囲気が強いというか明るい雰囲気じゃないのは確かだ。

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