山路灰利side
第46話
面白い女を見つけた。
最近はつまらないことだらけで俺を駆り立てるモノがなかった。
そんな時に聞いたのがこの女だ。
キングとしての俺らの地位はすでにこの辺では最高権威で誰もが従っていた。
なのに昨日たまたまユウノがナンパしただけの女。
それがこの4人を震え上がらせる程の脅威をみせるなんて。
たった一人の女がだ。
正直昨日康人から電話で話を聞いたときは信じられなかった。
でも帰ってきたときのアイツらの表情でそれが本当だということは理解できた。
だからこそ俺は冷静にその女を調べようと思った。
でも、わかった事は思っている以上の相手だということだけだ。
何せ、俺たちの秘密を知っているなんてこと自体が有り得ないはずだし。どこかの令嬢というわけじゃないのに俺らと同じくらいのビッグな顧客だということも普通に謎だ。
わからないことだらけの女。
会うしかないと思い次の日にすぐに電話をかけて呼び出した。
最初はなんて呼ぼうか迷ったが話を聞くところ相当友達を大切にしているみたいだった。
それならそれを使うしかない。
そう思い留守電にいれた。
用意周到なのから非通知拒否の設定がされていたので2回目は普通にかけそこで留守電にいれたんだ。
そして5人で部屋で待つとフロントから電話が入った。
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