第26話

「でも、ドレスとかは俺が贈るつもりだったけど、雅人も意外とやるなぁ」



そう言いながらも、凜にいはやさしく私を抱きしめたままだった。



「これから先きっと色々あるだろうが、お前はお前らしくいけばいい」



「うん、本当にありがとう」



「毎日通う努力をするよ」





どれだけ仕事が大変でも前も一日一度は顔出してくれていた凜にい。





「でも今仕事大変なんだよね?」



「大丈夫さ、時間は作るものだからな」



「でも今日も凄い疲れてるんでしょ?顔に出てるよ」



「あー、まあ疲れてないか疲れてるかならそりゃ疲れてるよ。つーわけで、今日お前俺の事マッサージしろよー、あっビールもってこいよー」



そういって凜にいはごろんっとベッドの方へころがっていた。



その日はそんな感じでそのまま凜にいと二人で過ごして終わった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る