第20話

「もう、話そらさないで。

教えて」



そう少し怒った顔で言えば、凜にいは優しく頭を撫でながら。




「簡単だよ、『内緒』の話だと言われればそれは皆の知らない情報で自分しか教えてもらってないって事だと思うだろ?だから言いたくてしょうがなくなるんだよ、お前ら知らないだろうが自分は知ってるんだとな。

しかも、それが行方不明で何もかも謎のあの『女帝ミサキ』の情報ともなればそれを知っている自分は凄いだぞって自慢にもなるからな」




わかったか?っと言われてなるほどっと思いながらやはり、それをすんなりこなす凜にいの凄さを改めて感じた。

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