第50話

でも美咲は鍵を出そうとせずに、大きな画面と押しボタンがある方へ向かった。




「凜にいがもう家にいるから開けてもらうの」



俺たちの視線に気づいたらしく、そう答えた。



ぴぴぴっとボタンを押すと、テレビ画面のようなモノにバンっと阿佐谷さんが移った。



「お、帰ってきたな。今あけっから」




そう言ってテレビ画面が切れたと思ったら、自動ドアが開いた。



すげえな、この設備。

なんて思うのは束の間で、ハイリが急に眉を顰めたので何?っとすぐになった。

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