第47話
それでも、そんな痛みを気にしないように、美咲の笑顔を見続けよう。
そんな事を思いながらスーパーを後にした。
少し歩いた所にリムジンタクシーを待たせておいたら、そこにはなんだか人だかりみたいのになっていた。
そりゃ、こんな何もない所にこんな車があればそうなるのか、俺たちはきっとそんな考えくらいに思いながら車に乗ったが、美咲だけは少し恥ずかしそうに車に乗り込んでいた。
そして、ハイリに少し怒っていた。
「もう、普通のタクシー2台とかで来ればよかったのよ」
それを言われたハイリは少しなんだか暗くなっていた気がした。
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