第14話

大きく深呼吸すると隣から笑い声がして



「ぶはっ、あははー

やっほーって久しぶりに聞いた、あはは」



「ご、ごめんなさい」



「これ、飲みながら話そう」




ベンチに座るとティラテを渡してくれて、



「いただきます」



「ふっ、飲み物でも言うのかよ?」



「あ、変です、かね」



「いや、召し上がれ」



「ふふっ、有難うございます」



景色を見ながら飲むと一味違う気がする




「ここにふらっと来た時、見つけたんだ」



「1人で、ですか?」



「うん、それからは何かあった時に

ここの景色見に来てから帰ってたんだ」



「そうですか」



「咲多さん、今度夜景見に来ない?」



「夜景ですか?私見た事ないので楽しみです」



「俺もここの夜景は見た事ないんだ」



「それなら、私とではなく、」



「俺は咲多さんと見たいんだけど?」



「はいっ私で良ければ一緒に来ましょう」



継渼くんは何故か笑っている



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