第36話
「何を言ってるんだ君は…… 俺が人殺しなんてする訳ないだろ勘違いだ!!」
そう言って私を手で振り払おうとしているけど、幽霊だからすり抜ける。
「私ら初対面だからアンタがどんな性格なのか知らんけど、今んとこ私からの信用0だからね?」
「……じゃあ何で人殺しとか言うんだ」
「こっちが聞きたいよ。私の大切な時雨くんを奪っておいてその態度は何なの! 何でとぼけるの意味わかんない!」
小出の顔が引きつった。
それを見て、プランターを振りかぶる。
「おいおいおいおいおい、何考えてるんだ俺死ぬぞ!」
「死んでいいでしょ。罪、ちゃんとつぐなわないと、ね?」
小出の頭を思いっきり殴る。
見事にヒット。
そのまま倒れた。
顔を覗き込むと、まだわずかに意識があったけど。
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