第4話

何処で誤った


何処でしくじった


何処で見落とした



女性は、此処に来たならやり直せる、救われると

妄信的な目を血走らせて、男性を睨み付けました。


悠々とする男性を

まるで憎いとでも言うように。



それを歯牙にも掛けず、妖しく笑みを浮かべた男性は


ダークブラウンのテーブルに古びた洋書の体をした本を静かに起きました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る