明日がくるかわからない

 苦し紛れに出た その言葉は

 勇気に染まったものなんかとは違って

 ただ行き場を求めて

 私にたどりついた


 そういったものだった


 自分の血の中にめぐりめぐる

 罪の痛みにあなたは耐えかねて

 傷つき ただ泣いていた


 待って


 私はあなたが信じてるほど

 綺麗じゃないよ

 美しい人じゃない


 疑うことはしなくていいけれど

 せめてこの弱さに気づいて


 罪の重み 痛さ

 その苦しみに途方にくれる私たち

 残酷なことに涙は出ないし

 なんならおかしくて笑ったけれど


 家を出て

 そこにあった証拠を燃やしたとき

 自分の醜さに背筋が凍った

 灰となった罪の証…

 目に焼きついたのは

 闇にともる弱すぎる火の粉だけ


 ぐしゃぐしゃになった心から

 あなたの手を握ってしまう私

 正しさをとく人は今はいらない

 ただ寄り添う罪人の行く末を


 見守ってください 神様

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