第18話

今更、間違ってるなんて思いたくない。


早く、先生があたしの中に居たって証をちょうだい。


痛みとして感じたとしても、それはきっと紛れもない愛だから。



先生の耳元で、もう欲しいといざなう。


何も付けない状態で入ってこようとしたから、一瞬不安になったけど、僕は子どもを作ることができない身体なんですと言われた。


じゃあ、先生と奥さんの間に子どもは出来ないんだ。良かった。



あたしと関係を結んだ以上、先生にあたたかい家庭なんて要らない。


あたしが先生と本当の愛を育むんだ。


中に入ってきただけで、痛みを感じた。

でも心は幸せでいっぱい。


大好きな人とするのは、こんなにも気持ちよくて狂いそうになるんだ。



手を握ってくれて、大丈夫? と聞いてくる。



「ん、大丈夫です。だから動いてほしいの」


腰を激しく振る姿が愛しい。

先生、大好き。


痛みを感じていた身体に快感が混じり、あたしは声をあげた。


気持ちよくなってきて、もう先生のこと以外はなんにも考えられなくて。


先生はあたしの名前を呼びすてで何度も呼んで、繰り返し果てる。


あたしはそんな姿を見て、ひたすら興奮してた。

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