第37話

「ひな、久しぶり~♪」

電車の中、人混みをかき分けて、

萌が私の隣に来た。


今日は、念願の始業式♪

「萌〜、おひさ♡」

夏休み中、何度か電話する事はあったけど、

彼氏の海斗と、イチャイチャ♡するのに

忙しかった萌は…海にでも行ったのか、

こんがり日焼けしていた(笑)


「ねぇ?ひな?」


「ん?」


「なんで、彼氏作んないの?もったいないよ~」


…何が、もったいないのか…わかんないけど(笑)


「私は、彼氏とか…めんどくさいのよ~

どうせ…この、"胸"目的な男しか寄って来ないし」


「そんな事ないよ!海斗の友達にね、

良い人居るのよ♡今度、4人で遊ばない?」


「…うーん、そだねぇ。考えとくわ!」


「ダ〜メ!考えなくてイイの!!

この話し、もう!決定だからね~♪」


「ちょっとぉ~!萌ったら、勝手に決めないで〜」


「もしもし?海斗♡ひなが、WデートOKだって!」


あ…、もう電話してる、、。

まぁ、会うだけ会って断ればいいよね。


私は…早く先生に会いたくてウズウズしていた♡

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る