第89話

……「間宮まみやさん?間宮さん!」


ん、誰かが呼んでる


「…アレ?ここは……?」

目を開けると、数人の看護師さん達が居た。


「ここは、保護室よ。…覚えてない?」


あぁ…

また、未遂に終わった事を理解した。


全て終わりたかったのに。。



「羽澄ちゃん、どお?少しは落ち着いた?」

優しい口調で看護師さんが聞いた


「はい…すみません。」


「もうしばらく、ここに居てね。」


「はい…。」


私は、発作的に…自殺衝動にられて

自室に備え付けの"木製の椅子"を

窓ガラスに向けて何度も投げつけた…

ガラスを割って飛び降りたかったのだ。


でも、強化ガラスがそう簡単に割れるわけはない


物音に気が付いた、看護師達が駆け付けて

私は、取り押さえられた。


暴れまくって、頭ん中ぐちゃぐちゃで正気しょうきを無くし

気を失って倒れた。…んだと、思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る