第81話

「…澄!羽澄〜!!」


「ん~~?…青輝?どしたの?」

爆睡してた私を、起こした


「俺、今からパチ行くけど。羽澄も行かない?」


「パチンコ?…私、

やり方わかんないし…賭け事って苦手なのよ。」


「えー、ビギナーズラックがあるかもやん♪」


「…ごめん、青輝。どっちみち今日は同伴どうはんあるから早めの出勤なのよ。また今度ね」


「…どうはん?何それ?」


「んーと、お客様と食事して一緒にお店に行く事よ」


「へぇー。客と飯食うのが…仕事になるんだ。」


む。とげのある言い方…

「そんな言い方しないでよ…。」


「…もう、いい。んじゃ…またな〜」


不機嫌そうに、出て行ってしまった青輝…。

私は…眠気に負けて、追いかけることは

できなかった…。

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