化粧をしている私に、青輝が絡んでくる

「ねぇ、羽澄の仕事場ってどこー？」

「ん？…どしてー？」

「車で送ってあげるよ～！！」

「本当！？…それ！助かるぅ～♪」

「帰りも迎えに行くよ？」

「えっ…！帰りも？でも…けっこう遅くなるよ？」

「大丈夫！…ただ、その代わり。

今夜も羽澄んトコに泊めてくれない…かな？」

「…今日も！？」

ん～～。どうしよう…

この時、私は…

青輝が私の事を、本当はどう思っていたのかを

知（し）る由（よし）もなかった……。

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