「うん。いい子だね。ママに謝ろっか？」

「うん！……わりぃなママ」

「……アヤト？」

「……ごめんね。ママ」

悪びれた様子もなく笑顔で謝るアヤト。

可愛いけど……可愛いけど……！

ちょっと将来が心配だよ。

「そう言えば、幼稚園のカンナちゃんとどうなん？」

「あぁ、ダメー。ナオ君やショウ君がガードしてる～。ケイ君もさ……」

「ケイもカンナちゃんを狙ってんの？知らんかった。へぇー。５角関係か」

名倉が楽しそうにアヤトと話す。

将来か……。

アヤトはどんな高校生活を送るのかな？

私はコーヒーにミルクをたっぷり入れて飲みながら、アヤトの将来を想像して微笑んだ。

＊END＊

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