第58話
「そう……でもないですけど、」
苦手というか免疫がないという方が正しいと思う。
でもそれは自分の責任なんだろうか?
仕事とプライベートの両立が難しいと思っている自分は、繭とか他のスタッフみたいに器用に生きていないと自覚はしているんだけど……。
「深野さんは自分では分からないかもしれないけど、結構モテると思うんだけど。」
「先生、何を根拠に言ってるんですか。アタシに興味があるその方の顔が見てみたいです。勘違いだったと思い知ると思いますよ。」
そう言うと浅野先生は白衣のポケットから自分の携帯を取り出す。
「会わせてあげるから。そしてそのヒトに深野さんの良さを聞いてみるといいわよ。」
彼女は、アタシの目の前でその誰かに電話をした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます