第55話

「知りません?浦崎凪先生、麻酔科のドクターですよ?」


「あ、あまりSEはドクターとは関わりがないので……、」


これはマズイ。

もし私が浦崎君と付き合ってるとかナースの方々に知られようものなら命はなさそう……。


「いいなぁ、凪先生と1度でいいから付き合ってみたいよね。」


「あー、でも私は波久先生かな?結構遊んでそうだし。」


浦崎先生は全然遊んでませんよ、アレは見かけだけです。と、言いたかった。


でもこの階のナースステーションは早々に退散した方が良さそう。

私は急いでチェックを進める。


そんな時、


「あ、あの人ですよ!浦崎凪先生。」


ご丁寧にナースステーションに入って来た浦崎君を教えてくれた。

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