過去と現在の狭間に
藍色の星 みり
プロローグ「居場所とはなにか」
自分にとって居場所と言える場所はあるだろうか。家と言う人や、学校という人も居るだろう、はたまたネットコミュニティでも。まあどこに居ようと、そこが自分が安心出来たり落ち着けるなら居場所になり得るのかも知れない。
さて、最近自分は居場所というものを見失ってるような状態だ。学校に友達も居らず、入ればいるだけ苦しい場所。家もそこまで居心地がいいとは言えず、どこに居ても窮屈感を感じる。ネットコミュニティはそこそこ入り浸っては居るが、安心出来るかと言われればすぐには答えられない。辛い時苦しい時に縋れる存在が居ないと言うことが自分を苦しめているような気がする。
僕は最近1人で居ると、ずっと寂しいと感じてしまって辛くなることがある。誰かにこの寂しく感じている心を満たして欲しいのかも知れない。まあ、そんな相手は居ない訳だが。学校では文化祭もあったが、一緒に回る友達が居ないため、1人でずっと見て回ったりしていた、実に悲しいものだ。誰かこの寂しさから僕のことを救い出して欲しいと常に思っている。もうどうすればいいのか、自分には分からない。でも僕は生きていかなければならない。窮屈な思いを抱えながら、今日も一日を過ごしていく。
いつか、ここでも自分の過去を語ってみようと思う。幸せだった過去と直視したくない現在と、それを経験として己の胸に抱えて必死に生きていく自分を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます