第46話
━8月16日
キャンプ前日。
バイト先にも旅行へ行くと連絡して、
今日と明日と明後日の三日間休みをとることが出来た。
期待に胸を膨らませながらかばんに水着や着替えを詰め、
明日が晴れるようにティッシュでてるてる坊主を作っていたその時…
ガサガサッ
玄関の外で、
なんかビニール袋の音がする。
玄関まで走り、
覗き穴から外を見た。
しかし誰もいない…。
玄関の前で音がしたと思ったんだけどなぁ…。
鍵を開けゆっくりドアを開けると、
ドアノブからどさっとビニール袋が落ちた。
座り込み、
ビニール袋の中身を確認してみる。
ビニール袋の中身は、
お弁当とゼリーとペットボトルに入った麦茶だ。
こないだ優が遊びに来た時も、
入浴剤と石鹸がかけられてたっけ。
誰か間違えて置いて行ってるのかな…??
玄関の外に出て、
階段や一階のまわりを確認した。
しかし、
やはり誰もいない…
とりあえずそのビニール袋とその中身をゴミステーションに投げ捨てた。
部屋に戻り念のため鍵を二つ閉め、
充電していた携帯電話を手に取るとメールが届いている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます