第9話
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「宴じゃ宴」
「そ~だそ~だ」
えっ
こんなにはしゃぐもんかな
「あんまり騒がないでね」
「分かってる分かってる」
「おじぃそれの事だと思うよ」
「こりゃすまんな。しかし本当に受かるとは」
「ね〜お世辞で言ったつもりだったのに」
「ほんとに!?」
「本当本当」
「2年掛かると思っとったのにつまらんやつじゃ」
なんて奴らだ
これでもそんな奴の金で食うはずなんだが
しかし気になる話を聴いたからなぁ
「菫ダンジョンに入るともう一つ能力やスキルが増えるのは本当なのか?」
「その話は本当だと思うよ。よく聞くけど。」
そうなのか
じゃあ俺も入ったら増えるのか?
「だって私元々能力が使えなかったから。そういう人達はみんな『アニメでキャラが覚醒したような気分』とかなんとか言ってスキルとかが増えてるみたいだよ。 ちなみにおじぃも増えてるし使えるよ」
「そうなの!?」
「どうして言ちゃうのじゃ。まぁそのうち厚にも使える様になるさ。…きっとな」
初耳すぎんか
ダンジョン潜れるのが楽しみになってきた
「しかし楽しい宴でそんな話をするんじゃないほらじゃんじゃん頼んで食おうじゃないか」
「そうだね~厚ゴチになるね」
しょうがない金はないけど
「ちくしょう」
「自分で言ったからには責任持つ事」
困っちゃうなぁ
けど楽しそうだしいいか
「さぁて俺もどんどん食うぞ〜」
そんな平和な一時を過ごせる貴重な時間だった。
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